法人概要

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代表メッセージ

 2024年文科省の統計によれば、自ら命を絶つ児童・生徒は527人と過去最高となります。年々増加の傾向は止まらず、その理由の上位は「学業不振や進路に関する悩み」「うつ病などの健康問題」「親子関係の不和など家庭問題」があげられています。近年増加の一途をたどる不登校は2024年で約34万人、発達障害や精神障害の子どもも増加しており、2021年では通級に通う生徒は約18万人、2023年では特別支援級に通う児童生徒は約37万人。そして里親や養護施設に預けられ社会的養護を受けている子どもは現在も4万人に及び、毎年20万件を超える虐待相談の対応が行われるなど、様々な要因から生きづらさを抱えている子ども達は少子化の現代においても増加しています。

 同時に、こうした現状に手を差し伸べようとするNPOやボランティア団体も増加しており、子ども食堂や居場所づくりをはじめ様々な形で支援を行っています。しかし、行政では手の届かない部分を子育てを主体とするNPO団体が補おうとしても、団体を維持する資金や人で行き詰まり、志を完遂しないまま立ち消えになってしまうケースが大変多く見受けられます。

 こうした状況から、保護者だけでなく支援者を支える取り組みや仕組みが必要であり、子育てに関する活動や運動を支え、様々な社会課題を共に解決していくために「日本子育てNPO支援協会」の設立に至りました。社会事業の設立や資金繰り、組織づくりなど様々なニーズに共に取り組むことで、本来の目的である多くの子どもたちや保護者の幸せを追求し、よりよい人生が営める社会の実現を目指して取り組んでまいります。

一般社団法人日本子育てNPO支援協会
代表理事    神野  哲

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